江戸時代最大級の歓楽地〈吉原〉は、現在の浅草浅草寺から奥浅草に入った、台東区千束界隈に位置します。江戸幕府公認の遊郭として栄え、その繁栄は明治に入り大正から昭和３１年の売春防止法が制定されるまで続きました。
その後は、遊女と客との座敷での作法が、吉原の伝統文化として伝わっております。
今回は、劇団新派の瀬戸摩純がこの伝統文化に挑戦します。
瀬戸は、今年の春４月８日、「一葉桜まつり」で催された「江戸吉原おいらん道中」で藤浪太夫役を勤め、新派女優として培った経験を生かして大きな成果を残しましたが、今回は再びこの花魁役に加え、歌舞伎『籠釣瓶花街酔醒』（かごつるべさとのえいざめ）の八ッ橋太夫、新派『遊女夕霧』の夕霧に扮し、様々な花魁姿を披露します。
ゲストには、大衆演劇から歌舞伎まで広範囲に活躍する嘉島典俊を迎えます。それぞれの相手役と共に吉原の仕来りの解説を担当し、この催しを盛り上げます。
秋のひと時、〈吉原〉で、数々の舞踊も披露される華やかな花魁絵巻をお楽しみください。
チラシ表面＝ PDFファイルを表示
チラシ裏面＝PDFファイルを表示